さてhttp://210.157.221.6/というアドレスを外部に公開しました。
ところが、この210.157.221.6という数字(プロバイダから与えられたグローバルIPアドレスのこと)は
時折変わってしまいます(動的IPといいます)。

そうするとせっかく友達にこのURLを教えても、IPアドレスが変わるたびに
いちいちアクセスしてくれる友人に連絡しなければならなくなります。
非常に面倒ですよね。
それにIPアドレスは数字の羅列(ここでは210.157.221.6)のため、大変覚えにくく、不便です。

プロバイダには固定したIPアドレスを提供してくれるところもあるのですが、
お金がかかるし負担が大きくなります。

このような問題を解決してくれるのがダイナミックDNSというサービスです。
IPアドレスに対して特定のドメイン名(ダイナミックDNSを提供してくれる会社によって異なる)
を使ったホスト名を登録することにより、ホスト名の入力だけで自宅サーバへのアクセスが可能と
なります。つまり、ホスト名とIPアドレスは、「表札」と「住所」という関係にあたります。
住所は覚えにくいですが、表札名は単純なので覚えやすいですよね。
無料のダイナミックDNSを提供してくれるところはたくさんあるのですが
ここでは「zive.org」http://www.zive.org/で登録してみます。

ユーザ登録」をクリックします。内容を読んでから「利用規約に同意する」をクリックします。

次にユーザIDを決めて入力します。
ユーザIDはホスト名に使われるものではありません。
  ZiVEにログインする際のIDになります。


メールアドレスも入力して「登録」を押します。すると登録したすぐにメールアドレスにメールが届きます。
7日間内にサービスにログインしないと登録アカウントが無効になります。

http://www.zive.org/ よりログインを選択してメールに届いたユーザー名とパスワードを入力します。


いよいよホスト登録をします。


私はホスト名に「iide」と付けてみることにします。ホスト登録モードはADSLの場合は常時接続ホストを選びます。
入力が終わったら「登録」をクリックします。


登録が完了します。


次にホスト設定をクリックします。
[常時接続ホスト] のところにさっき登録したホスト名があります。
ステータスのところがoff lineになっているのでホスト名をクリックします。
「IPアドレスを設定する」を選択して「あなたのマシンのIPアドレス」に表示されている
IPアドレスを入力して「データ更新」を押します。
すると次からはステータスのところにIPアドレスが表示されるようになります。

登録が終わったら「DiCE」というソフトをインストールします。
この「DiCE」というソフトはプロバイダから割り振られるIPアドレスが変わるたびに、
自動的にダイナミックDNSサービス事業者に変更登録してくれものです。
ありがたいですね。

DiCE」はhttp://www.hi-ho.ne.jp/yoshihiro_e/dice/
からダウンロードできるフリーソフトです。


「次へ」をクリックします。


「次へ」をクリックします。


「次へ」をクリックします。


インストール」をクリックします。




完了」をクリックしてDiCEを起動させます。


イベント」→「追加」でイベントの編集画面を開きます。

一般タブのところを入力していきます。

サービスはZive、ホスト名はiide、ドメイン名はzive.net
ユーザ名はhttp://www.zive.org/にログインするときに使ったIDです。
頻度はIPアドレス変化時にします。

※更新頻度をあまり短くすると、ダイナミックDNSサービスのサーバーに負担がかかります。
必要のない限り、あまり短くしないようにしましょう。


詳細タブを開きます。
ホストタイプのところをダブルクリックしてダイアルアップを「常時接続」に設定します。

最後に「保存」をクリックします。



念のため、ホスト名がIPアドレスに変換されていることを確認します。

WWWサーバー動作の確認-「鷹の巣」の自宅サーバー
http://sakaguch.com/WWWserver.html#N6
6.ホスト名からグローバルIPアドレスへの正引き確認
のHostnameに「iide.zive.net」と入れてGo!をクリックします。

正常な場合は

Name: iide.zive.net
Known IP Addresses:
- 210.157.221.6

と表示されます。



自宅Webサーバーアクセス試験-「鷹の巣」の自宅サーバー
http://sakaguch.com/cgi/test/TestHttpd/
のところでアクセス試験をしてみます。
自宅WebサーバーのURLのところにhttp://iide.zive.net/と入れて「同意する」をクリックします。

正常な場合は
『(サブ)ドメイン名iide.zive.netの書式は、正常の様です。
接続先の(サブ)ドメイン名iide.zive.netのIPアドレスは、210.157.221.6です。
Webサーバーに接続できました。』
と表示されます。
これで外部からちゃんとWEBサーバーが見えていることが分かりました。
ほかに携帯電話からアクセスしても動作確認できますね。

次にDiCEを自動起動するようにしましょう。
DiCEのフリー版はWindowsXPのサービスには対応していません。
なのでスタートアップに登録しましょう。
といってもDiCEのショートカットをスタートアップフォルダに置くだけです。

これでWindows起動時にDiCEも自動起動します。

また起動するときに最小化で起動するようにしておきましょう。
オプション→一般で「最小化で起動する」にチェックを入れます。